誰ひとり取り残さない〜シンポジウムより
シンポジウムにて心に残ったポイントをピックアップしてみました
オリパラの構成を担当したコピーライターの澤田氏
息子さんが全盲で生まれた時から障害について考え始め、出来ないことを克服するのではなく、生かせばいい。社会の方を変えればいいんだと思いついたそうです
そして、運動音痴や障害者に適した「ゆるスポーツ」を生み出すと社会がそれを認知し、とうとう教科書にまで載るようになったというまさに社会を変えた方
北海道の精神科ソーシャルワーカーの向谷地氏は「浦河べてるの家」にて当事者研究を創始
障害や病気を持った本人が仲間の力を借りながら症状や日常生活上の『困り事』について研究する「当事者研究」
例えば「幻覚や幻聴が聞こえる」などについて研究する場合、「幻聴さん」「幻覚さん」と名前をつけてお互いがどのように活動しているのか研究していくという具合
これを熊谷氏ら東大先端科学技術センターで研究し始め、現在発達障害、認知症、心疾患の方などにも広げていっています
北海道の一室で話されていた研究がとうとう東大で研究するまでになったそうです
「当事者研究」を続けてこられた熊谷准教
生後まもなく脳性麻痺により車イス生活となり、小学校から高校まで普通学校へ通い親元を離れて東京で一人暮らしをしたそうです
大学医学部卒業後は小児科医として勤務され、現在の研究を続けておられます
自立とは他者に依存しなくなることではなく、依存先を増やしていく事、そんな言葉に出会わせていただきました
いつか見た映画、大泉洋主演の「こんな夜更けにバナナかよ」を思い出しました
総じて
「弱さ」を情報公開する事で社会とつながった方々
私も今の自分をありのまま受け止めて、支えてくださる皆様方に感謝しながら生活していこうと思います
長文読んでくださりありがとうございました
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